【執筆】公財) 日本デザイン振興会「デザイン白書2024」
地域や企業、行政等の取り組みを紹介する
「デザイン白書2024」が公益財団法人日本デザイン振興会より公開されました。
この白書は、急速に変化する社会でデザインの重要性が求められる中、
デザインの意義や効果を広く社会に発信することで、
デザインへの理解と活用を促進することを目的としています。
350項の事例や報告内容、地域で抱えるデザイン課題も紹介されています。
この度、47都道府県ごとに、デザイン活動の課題や主な事例、
今後の展望を掲載する「地域×デザイン」で
宮崎県の取り組みについて執筆する機会をいただきました。
宮崎県は農業県とも言われています。
その地域性を活かし、
デザインの捉え方やデザインを導入するために
何が求められているのかを
行政のデザイン支援機関を経験し、
デザイナーでもありコーディネーターとしての役割を担う私が
感じたこと全て書かせていただきました。
デザイナーと事業者は
共に想いを届けるために必要な存在であると私は思います。
デザイナーは、事業者が収益向上に繋がるための有効なデザイン手段を提供し、
社会の変化に臨機応変に対応できる術があることが大切だと。
そのために必要なのは、「対話」
相手を知る、見る、聞く。
事業者が一番不安に思っていることを紐解き、整理する作業は
デザインで制作する工程と同じです。
改善改良を何度も繰り返し、
様々な方法を模索する作業を共に取り組んでいくれるデザイナーの存在。
そして、「ありがとう」の気持ちをお金で届ける事業者の認識。
持続可能な状態を作ることが重要です。
他県の取り組みもとても勉強になります。
これからデザイナーを目指す皆様にも
ぜひ読んでいただきたいデザイン白書です。
今回、このような機会をいただいた関係者の皆さま
そして写真提供など喜んで引き受けてくださった事業者の皆さま
ありがとうございます。
そしてこれらも大好きな宮崎県でデザイン振興に努めていく覚悟ができました。