【パンフレット制作】創業70年の紐販売会社
ゴム入り織物、ゴム紐、服飾繊維資材など、
創業70年の歴史をもつ紐製品メーカー「森製紐」さん。
70周年を記念し、
新たにパンフレットを作り直したいというご相談をいただきました。
大阪に本社がある森製紐さん。
とある学びの塾で、プレゼンをする機会がありまして、
「何この会社!面白い」
「この方の話を聞いていると楽しくなるわ〜」
と思ったのが、私と森製紐さんとの出会いです。
実は、お互いに両思い❤️
「面白い人やわー」
デザインをお願いする機会があるなら
「私」と決めてくれていたそうです。
(めちゃくちゃ嬉しい)
ここからはパンフレット制作における
私なりのデザイン視点をお伝えします。
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①目的と使い方
②企業周りの情報は全てリサーチ
③パンフレットから受ける企業イメージの共有
④具体的提案
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①目的と使い方
最初に確認すること
・どんなシーンで、誰に対して使用しますか?
・パンフレットを使う目的は?
なぜ、このような質問をするかと言いますと、
もしかしたら、目的を達成するための方法として
パンフレットではない可能性もあるからです。
誰に何を伝えるモノかをしっかりと事前に確認します。
②企業周りの情報は全てリサーチ
初回の打ち合わせの際までには、
HPはもちろん、WEB上に出てくる情報は全て確認。
特にSNS投稿内容には、
その会社が大切にしている想いや
こだわりが沢山こぼれ落ちています。
これらの情報をインプットした上で、
対面orオンラインでの具体的なヒアリング。
③パンフレットから受ける企業イメージの共有
第三者からの視点で、企業イメージをお伝えしています。
「お!」っと思ったキーワードだったり、
HP、ECサイトでの売り方などを見て、
「御社は○○○○○なイメージを持ちました」など。
今回で言いますと、
森製紐さんは探せば探すほど様々な商品が出てくるので
「宝探しのようなワクワクドキドキ感」
まるで、お宝が隠れた倉庫みたいなイメージです。
「こんな商品もあるよ!」
「これって面白い!!」という感情が、
伝える側、見る側に湧いてくること。
感情に訴求するデザインです。
④具体的提案
「パンフレットを使って誰でも自社のPRができるようにしたい」
という希望がありましたので、
自分が営業マンになったつもりで
一人モゴモゴ言いながら作っていたのはここだけの話・・・
・カテゴリー分け
・ストーリー
・紐の写真、素材を織り交ぜる
・歴史、格式、信頼、見やすさ
・遊び心
・パンフレットが企業のまとめサイトのような役割
そして忘れてはいけないこと。
依頼者側、つまりクライアントさんの思いもしっかりと受け取ります。
70年間大切にしている言葉。
先代がこだわっていた富士の山。
新たな歴史を刻むために
再度、デザイン新たにしつらえます。
ひも一筋 70年。
これからも紐で繋ぎ続ける
人の絆に「感謝」。