【セミナー】官能評価データ活用セミナー

「おいしさの見える化」にいち早く取り組む宮崎県

製品を商品として販売していく際には、自社の商品が「どんな商品なのか」をしっかり分析する必要があります。
見た目、食感、味、香りといった人(ヒト)の感覚で評価する、官能評価と呼ばれる手法で商品を評価する施設が宮崎県食品開発センターにあります。
建設に携わった職員の方に話を伺うと、この施設は、ヒトによる味評価の先進国であるフランスに視察に行き、建物の構造はもちろん手法やパネリストの育成等を学ばれたそうです。
(私も知らなかった!!!)

こちらの施設は、ヒトが機械となり、味の特徴を言葉で表現し「評価するための用語」として、用語から開発していきます。

環境設備はもちろん、味の特徴を実際に食べて評価するヒト=パネリストと呼ばれる方々が”凄い”のです!!
「好き嫌い」という感情を切り離し、食品を見た瞬間から咀嚼し飲み込むまでの一連の流れの中で感じ取ったことを
言葉として落とし込み、その言葉から絞り込みをかけ、共通認識を持つことができる評価用語として組み立てていきます。
評価用語は、難しい言葉は使わず、普段私達が使い慣れている言葉です。
まさに、この施設に無くてはならない存在です!!
(ちなみに、私も4月からパネリスト試験に合格し、ただいま五感を鍛えている最中です)

パネリストの五感は、先進国であるフランスの施設を超えるのではないか!(と言われています)

生データから戦略的なデータに活用法について

「データを取ったものの、どのように活用すればいいのか」
「商品を売るための広告に、どのように繋げていけばいいのか」
2日間開催された「官能評価データ活用セミナー」で、
エビデンス・マーケティングの知識をしっかりと学び、
実際に活用した事例を紹介しました。

エビデンス・マーケティングの講師は、合同会社スクエア・マーケティング代表 上野さん
活用事例は、私が担当させていただきました。
(官能評価施設ができた当初から、データの活用法について研究していました。)

宮崎県の強みになる、「おいしさ・リサーチラボ」

このセミナーには、デザイナーをはじめ、他県からもクリエイティブディレクターと呼ばれる方々の参加もあり、他県でもこのような施設が欲しいという意見が多く寄せられました。(是非、宮崎県でどうぞ!)
また、参加されたデザイナーの方々からも、とても興味深く、このような施設があることを知らなかったとおっしゃっていました。
「おいしさ・リサーチラボ」&「食品開発センター職員(研究員)」&「食品企業」&「デザイナー」&「食品表示アドバイザー(表現の確認)」が連携することで、『買いたくなる商品』になれると信じています。

多くの食品企業さんに是非ご利用いただきたい施設のご紹介でした!


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